試験科目からみる合格のポイント!

次に試験科目を見てみます。まずは以下をご覧下さい。

1、通関業法(20問)
2、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(全30問)
3、通関書類の作成要領その他通関手続きの実務(輸出申告書(1問)、(輸入申告書(1問)、その他の実務(15問))
●合格基準
5項目すべて満点の60%以上

一見、他の国家資格と比べれば、科目数が少なくそれほど大変そうな感じは致しません。
多い資格だと、8科目以上もあります。

しかし、試験科目をよく見てみると、普段の生活でほとんど触れることのない知識ばかりです。
たぶんはじめて目にする法律ばかりだと思います。

となると、科目数は少なくても、一つ一つの知識を覚えるのが大変になるということなのです。

例えば、便益関税制度や不当廉売関税という用語があります。

便益関税制度とは、WTO加盟国以外で日本と関税の条約を締結していない適用国24カ国の
適用貨物の関税率を協定税率と同一にする制度で、
不当廉売関税とは、輸出国の国内価格よりも低い価格で、貨物が輸入された場合に
その差額を埋める措置です。

現段階では、何のことだかわからないと思いますが、
このような専門用語が沢山出てくるので、科目数が少なくても覚えるのに時間がかかってしまいます。

しかも、ただ覚えるだけではなく、それぞれの意味を正確に理解しなければなりません。

次に合格基準を見て下さい。
5項目全てに、最低点が設けられていることがわかります。

ここでわかることは、苦手分野を作るわけにはいかないので、
全科目満遍なく、勉強していかなければいけないということです。
仮に1科目でも最低点に届かなければ、それだけで不合格になり、
来年再度受験しなければいけません。

つまり、それだけ多くの勉強量が必要になってしまいます。

このように通関士の試験と言うのは非常に厄介です。

合格率と試験科目の特徴について理解出来ていれば、
大変な勉強になると感じると思います。

ですから、しっかりとした事前準備や正しい勉強法が必要になってくるのです。

それでは次からは、通関士の勉強をしてくための
具体的な方法を解説していきます。